SFC研究所における「ラボラトリ(ラボ)」と「コンソーシアム」
ラボラトリ(ラボ)
SFC研究所では2001年から、先端的研究ミッションを持つ研究グループである 「ラボラトリ(ラボ)」を設けています。ラボは同じ研究テーマを持つSFC研究所 内の研究者により、横断的・融合的に構成された組織であり、研究ミッションの特 定により、各ラボの研究活動目標、研究対象、活動領域をより明らかにし、国内外 の民間企業や研究所、国、地方自治体、他大学などとの研究交流を促進することを 目的としています。実際に、SFC研究所における「SFC研究コンソーシアム」や 「受託研究・共同研究」が、ラボに属する複数の研究者により実施されるケースも 増えています。現在、実施されているSFC研究所における委託/共同研究も個々の ラボと実施することが可能です。
コンソーシアム
1. SFC研究コンソーシアムとは
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)では、SFCの大学院政策・メディア研究科、総合政策学部、環 境情報学部、看護医療学部附属SFC研究所のもとで、国内・国外の企業、国、地方自治体、他の研究機関等と 協力して共同研究/開発を行い、学術研究および技術研究の推進・発展を図ることを目的として、「SFC研究コンソーシアム」を設置しております。
SFC研究コンソーシアムは、SFC研究所と複数の外部機関によって実施される共同研究の一種であり、その特徴は、大学が中心となって研究テーマを設定し、外部機関に共同研究の実施を呼びかけ、「相互利益」を前提に大規模な課題に領域を超えて取り組む点にあります。その結果、従来の一対一の共同研究に比べ、広範囲に渡る総合的な研究を推進することが可能となります。
2. SFC研究コンソーシアムの研究活動に対する基本的な理念
SFC研究コンソーシアムの研究活動に対する基本的な理念は、次の通りです。
- その活動を通じて、SFCにおける研究環境の整備と研究活動の活性化を図る。
- 大学主導型の研究立案、運営を行う。
- 研究に参加する諸機関(研究メンバー)とは、研究の上では相互に対等であり、相互利益を前提とする。
- 研究成果の公正な評価を行い、公開性の原則を堅持し、知的財産権を組織で共有する。
- 研究メンバーは、資金・設備・施設を提供し、必要に応じて研究者の派遣を行う。
- 大学は、研究に先導的な役割を果たし、派遣された研究者の育成にあたる。
3. SFC研究コンソーシアムへの参加と契約手続き
- SFC研究コンソーシアムへの参加を希望する企業・団体等は、
- 研究実施責任者および/または研究プロジェクトの事務局機能を有する者からの説明を受け、
- SFC研究コンソーシアムの理念や仕組みを把握し、
- 研究計画書、契約書案など関連資料を確認、合意した上で、
「研究メンバー登録申込書」を慶應義塾大学湘南藤沢研究支援センターに提出する。
- 湘南藤沢研究支援センターにて、「共同研究に関する契約書」を作成し、研究メンバーに提示する。
- 研究メンバーは契約締結後、慶應義塾大学に研究費の支払いを行う。
- 研究メンバーがSFCに研究者の派遣を希望する場合は、研究プロジェクトの研究実施責任者にその旨を連絡し、承認を得た上で手続きを行う。
4. 契約の原則
「共同研究に関する契約書」は、慶應義塾大学SFC研究所および研究メンバーとの間で1対1で締結します。 また、SFC研究コンソーシアムの性質上、同一研究プロジェクトにおける契約書の内容は、原則として全ての 研究メンバーにおいて共通です。このため、契約内容の本質に関わる修正を行う必要が生じた場合には、全ての 契約において同一の修正を施すこととなります(覚書対応等)。ただし、メンバーに種別を設けている場合(例) 幹事会員と賛助会員の別など)や契約内容の本質に関わらない微調整についてはこの限りではありません。
【コンソーシアム契約に関する問い合わせ先】
慶應義塾大学湘南藤沢研究支援センター コンソーシアム契約担当
〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322番地 / TEL:0466-49-3436 / E-mail:kri-cons@sfc.keio.ac.jp