第25回スキル養成講座「データ分析の基礎-生成AIではじめる統計・データサイエンス #1:データの理解とChatGPTの力」のご報告
11月14日(金)に第25回スキル養成講座「データ分析の基礎-生成AIではじめる統計・データサイエンス #1:データの理解とChatGPTの力」を開催しました。
改めまして講師の渡辺先生に深謝申し上げます。
講義録画と資料はこちらから確認できます。
***概要***
日時:2025月11月14日(金)18:00~19:30 ※オンラインにて開催
参加対象者:高校生・大学生・大学院生(学校不問)
※社会人の方は対象外になります。
講義タイトル:
「データ分析の基礎-生成AIではじめる統計・データサイエンス #1:データの理解とChatGPTの力」
講義内容:
この講座は、書籍『データ分析の基礎-生成AIではじめる統計・データサイエンス』第1章「データの理解とChatGPTの力」に基づき解説します。現代社会においてデータ分析は、ビジネスや学術、日常の意思決定に欠かせない重要なスキルです。従来は統計ソフトやプログラミングの知識が必要で、初心者には取り組みづらい面がありましたが、GPTをはじめとする生成AIの登場により、その壁は大きく低くなりました。自然言語で問いを投げかけるだけで、データの読み解きから分析方法の提案・実行、さらには結果の解釈までを支援してくれるのです。本講座では、問題解決に資するデータ分析のプロセス―問いの設定、データの整理・整形、分析と解釈―を体系的に学び、各段階でChatGPTがどのように役立つかを書籍で提供されるデータの具体例とともに紹介します。ただし、AIは膨大な知識を援用して応答する一方で、常に正確で万能ではありません。結果の信頼性を高めるためには、利用者自身による検証が不可欠であり、また適切な指示の具体性や問いの流れを意識することも重要です。書籍と連動した本講座を通じて、受講者は「AI時代の新しいデータ分析の入り口」に立ち、AIと人の役割を組み合わせながら、自らの課題解決にデータを活かす力を養うことを目指します。
講師:
渡辺 美智子氏
立正大学データサイエンス学部教授
(国際統計教育協会副会長、理学博士)
講師略歴:
九州大学理学部数学科、総合理工学研究科情報システム学専攻を経て、2021年度より立正大学データサイエンス学部教授。
前職は慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科において、ヘルス(サービス)データサイエンス、多変量因果分析等の授業、および研修指導を担当。
放送大学客員教授として、TV科目(身近な統計、データサイエンス基礎・応用基礎)の主任講師。
学術会議連携会員(数理統計分科会、情報教育分科会)。「不完全データに基づく統計的推測法」の研究で博士学位取得。
「こどもの統計学」「こどもデータサイエンス」等監修。
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次回は以下を予定しております。
●第26回スキル養成講座:2025年12月12日(金)18:00~19:30(申込締切 12月11日)
講義タイトル:「データ分析の基礎-生成AIではじめる統計・データサイエンス #2:ChatGPT と学ぶ統計学基礎 」
講義内容:この講座は、書籍『データ分析の基礎―生成 AIではじめる統計・データサイエンス』第 2 章「ChatGPTと学ぶ統計学基礎」に基づき解説します。生成 AIの進化により、データ分析はこれまで以上に身近なものとなりました。AIが人の言葉を理解し、自然な対話の中で分析の流れを導いてくれるようになった今、私たちは誰もがデータを通じて考え、行動できる時代に生きています。前回の講義では、ChatGPTのような AIを使えば、自然な言葉で問いを投げかけるだけで分析の手順を組み立てられること、そして AIを上手に使いこなすためには、結果を自ら検証し、問いの立て方や指示の具体性を意識することが重要であることを学びました。今回の講義では、その考え方を踏まえて、ChatGPTを実際に活用しながら統計の基礎を学びます。平均や分布、相関や回帰といった統計の基本的な概念を、数式ではなく AIとの対話を通して体験的に理解していきます。AIが示す結果をそのまま受け取るのではなく、自分の言葉で確かめ、説明できるようになることを目指します。データを“見る”だけでなく、“考える”ことで、数字の背後にある社会や人々の動きを読み解く力が育ちます。AIと人が協働する時代に、データを通じて世界を理解し、自分の問いを形にする力を一緒に磨いていきましょう。
講師:
竹内 光悦氏
実践女子大学人間社会学部教授
(日本統計学会統計教育委員会委員長、博士(理学))
<第26回スキル養成講座 申込フォーム>
https://forms.gle/YN1edwa3wgzZxZ8W9
